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2016年07月07日 ()
  7月7日は二十四節気の小暑です。暑さが小さくなるどころか本格的になってきますが、梅雨の終盤で集中豪雨に襲われる時期でもあります。暦便覧には「大暑来れる前なればなり」と記されていて、大暑に向かって暑さが強くなっていきます。
 梅雨が明け、強い日差しと共に気温が一気に上がるため、熱中症になりやすく、体調を崩しやすくなる頃でもあります。小暑を耳にしたら、本格的な夏を迎える合図だと思い、しっかり食べて暑さに備えておきたいものです。

  今日の水彩画は、「小暑の釣り人」です。梅雨の中休みの強い日差しのもと、釣り人が木陰から流れの中央に竿を伸ばし、鮎を狙います。岸辺の葛(くず)の葉が風に揺れ、釣り人にそっと涼を送ります。
16-07-07.jpg

  7月7日は五節句のひとつ七夕でもあります。五節句とは、人日(じんじつ)1月7日、上巳(じょうし)3月3日(桃の節句)、端午(たんご)5月5日、七夕(しちせき)7月7日、重陽(ちょうよう)9月9日(仏教で縁起の良い数の九が重なる日として菊花を飾り長寿を祈る)の五つです。
 五節句に呑むお酒が七夕以外は決まっているそうです。人日には屠蘇、上巳に桃酒 (桃の花を浸した酒)、端午には菖蒲酒、重陽に菊酒(菊の花を浸した酒)とあり、節句のお酒は命をいただき邪気を払うという意味があるようです。

  おとうさん、七夕!「今夜は七夕だぁ~、牽牛と織女が一年ぶりに逢う日だぁ、久しぶりだなぁ~一杯いこうか・・となるだろうな!うちもお酒を呑もう!」「あなた、五節句のうちで七夕だけはお酒がないのよ!残念でした!」「どうして七夕だけお酒がないのだ・・・」「泣いたってしょうがないでしょ~!ふっふっふっ、実は夏には甘酒をのむ習慣があったのよ!」「おっ甘酒?いいねえ、甘酒でいこう・・・ふぅ・・でも酔わないねえ・・」「あなた夏の甘酒は昔からノンアルコールですよ・・・」

  七夕の夜は織姫と彦星の出会いの夜で、天の川を見上げますが、天の川といえば、「荒波や佐渡によこたふ天の川」です。芭蕉ならではの壮大な句で、「奥のほそ道」を代表する名句のひとつです。ただし、実際の風景かどうか、判断が分かれるところだそうです。この句を詠んだのは七夕も近い旧暦7月4日の新潟出雲崎ですが、この季節に天の川が最も輝くのは南の空から天頂にかけてで、佐渡島とは反対の方角になり、微妙な条件だったようなのです。芭蕉は、流刑の地である佐渡島に七夕の天の川の橋を架けてあげたくて詠んだのかも知れません。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト
[2016.07.07(Thu) 20:36] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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