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2016年04月07日 ()
  4月4日は二十四節気の清明に当たります。「清明」とは、春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という語を略したものです。暦便覧に「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」と記され、万物が若返り、清々しく明るく美しい季節です。新年度、新学期、新入、進学など、新しい門出にふさわしい清明です。桜の花が満開となり、お花見に最適な時期で、南からつばめが渡って来るころでもあり、雨が多く、暖かくなった後に小雨が降り続いて寒くなったりもします。

  今日の水彩画は、「雨上がりの紅八重桜」です。ソメイヨシノの満開が告げられてから雨模様の天気となり、花見に行けない日が続きました。雨があがるのを見計らって出掛けてみると、ご近所の庭に大きな八重桜が咲き誇っていました。こんな近くにと驚いて見上げると、紅色の桜が雨上がりの薄日にキラキラと輝いていました。雨に散った花弁が、紅色の滴が落ちたように木の下に散りばめられていました。
16-04-06.jpg

  清明の七十二候初候は、「玄鳥至(つばめ きたる)」で、冬の間、暖かい東南アジアの島々で過ごしていたツバメが海を渡って、日本にやってくるころなのです。ツバメの飛来は、春本番を告げ、田畑を耕す時期を表しています。
 ツバメは、南から何千キロもの海を、集団ではなく一羽で飛んでくるそうです。どうして危険をおかしてまで渡ってくるのでしょうか?鳥の渡りについては諸説あるそうですが、やはり、より多くのエサを求めて、子育てに最適な温暖な地に渡る、というのが大きな理由のようです。春になると、北半球の大地は草木が繁茂して昆虫などが増えます。秋になると昆虫が少なくなり、エサを求めて南に移動するというのです。

  おとうさん、ツバメが!「春だねぇ~ツバメだねぇ~」「あなた、ツバメが渡って来ましたよ!早くうちの畑を耕して、種をまいてくださいな・・」「はいはい!やりますよ!若いツバメはいいねえ!年上の雌ツバメに囲われてヌクヌクと、寒くなりゃ南へ渡り鳥~♪だぁ」「あなた、ツバメは畑の害虫をとってくれる益鳥ですよ!可愛いいわ~」「なに!駅長がかわいい・・・おまえの若いツバメ?」「あなたも古い!特急ツバメは今じゃ九州新幹線ですよ!」「耳が遠くなって爺婆の話が噛み合わねぇ・・・」

  ツバメは、春の雨で湿ったドロと枯れ草に自分のだ液をまぜてこね、巣を作ります。昔はがけに巣を作ったようですが、より安全な人家に作るようになりました。
 「盃に泥な落しそ群燕」芭蕉の句です。巣づくりに励むツバメよ、私の酒の盃の中に泥を落としなさんな、と旅の途中、茶屋で酒でも呑んだのでしょうか。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・・サム ヤマモト
[2016.04.07(Thu) 16:05] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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