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2016年03月21日 ()
  3月20日は、二十四節気の二至二分四立(八節)のひとつ、春分です。暦便覧には「日天の中を行て昼夜とうぶんの時なり」と記され、昼夜の長さが同じになり、陽が真東から昇り真西に沈みます。この日から夏至まで、昼が長くなり夜が短くなっていきます。春分の3日前から7日間を春の彼岸として、ご先祖様への感謝の気持ちを伝え、お墓参りをします。昔の人は、自然に感謝し春を祝う日としていたようで、生きもの達が活動しはじめ、草木が芽生え、人々もやる気に満ち溢れる時期です。
 
  今日の水彩画は、「早春の陽に浮かぶ寒桜」です。早咲きの桜が森を抜けてきた春の日差しに照らし出されます。早くも花が散り始め、黄緑の新葉が初々しく登場し春を祝福します。
16-03-21.jpg

  七十二候の「春分」の初侯は、「雀始巣(雀始めて巣くう)」です。身近な野鳥である雀が巣を作り始める季節という意味です。春から夏に子育てをする雀は、畑の菜虫を食べてくれるありがたい鳥で、この時期は農家の味方です。雀は巣を地面近くには作らず、人の身長よりも高い位置に作るようで、家の瓦の下や雨どいの隙間や軒先の隙間などの狭いところに巣をつくります。自然の野山では、木の洞や木の枝の茂みに丸い巣を作るようです。最近、雀の数が減っているのは、家の屋根瓦の下など、雀が巣を作る場所が少なくなったからでしょうか。
   
   おとうさん、春は眠い?「ふぁ~眠い!朝早くから雀がチュンチュンと騒がしくて朝寝が出来やしない!」「あなた!雀が朝早くさえずるときは晴れ!と決まっています!早起きして畑仕事ですよ!」「チュンチュンと雀の千声で起こされ、カミさんの鶴の一声で畑仕事かぁ~・・・春眠不覚暁 処処聞鳴鳥(春の眠りが心地よく 夜明けに気付かなかった、あちらこちらから鳴いている鳥の声が聞こえてくる)と優雅にいきたいけど・・・カミさん相手じゃ、鷹の前の雀だぁ・・・畑、畑、叩け働け・・・」

  「われと来て遊べや親のない雀」小林一茶の句ですが、親のいない雀の寂しさより、春の陽が当たる庭で遊ぶ子雀の愛らしさが目に浮かんできます。雀の巣や雀の子などは春の季語ですが、これが寒雀となると冬の季語になるようです。
 いつも目にする身近な雀ですが、研究によると、20年ほどの間に半分近くに数が減っているということです。雀の声で目を覚ます「春眠不覚暁・・」といった春が少なくなってしまうのでしょうか。「春の小川」で泳ぐメダカも絶滅危惧種だそうで、童謡や童話に登場する愛らしい生きものが減っていくのは寂しいものです。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2016.03.21(Mon) 20:58] 動物Trackback(0) | Comments(0)
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