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2016年02月26日 ()
  七十二候の雨水の次候は、霞始靆(かすみ はじめて たなびく)で、春になり霞が薄く漂い始めるころとなる、という意味です。霞は霧や靄(もや)の事で、遠くの景色がぼやけている現象をさしています。「春立つ霞」と「秋立つ霧」は、気象的には同じ現象をいうようですが、霞・霧と、靄(もや)との違いは、視界が1km以上の場合が靄、未満のときに霞や霧になるそうです。
  
  今日の水彩画は、「氷雨に濡れる椿」です。変わりやすい春の天気、先ほどまで陽が照っていたと思っていたら、冷たい雨が降ってきて、庭の藪ツバキの木に雨がかかります。周りの葉が葉の傘を伸ばして、ツバキの花を冷たい雨から守ります。
16-02-26.jpg

   ツバキはツバキ科ツバキ属の常緑樹で、一般にツバキというとほとんどが藪ツバキなのだそうです。藪ツバキは日本原産で、多くの園芸種が栽培されています。ツバキの漢字は「椿」ですが、「椿」の字は日本独自のあて字らしく、中国で椿といえば、「芳椿」という東北地方の春の野菜のことだそうです。でも、春に花咲くツバキには、椿の字があいます。ツバキの名の由来には諸説あるようですが、ツバキの葉は緑で光沢があることから、「艶葉木(つやはき)」から来ている、というのが有力のようです。ツバキを絵に描くときは、派手な花より、艶のある緑の葉の美しさに惹かれます。
 ツバキの花言葉は花の色ごとにあるようで、赤いツバキの花言葉は、「気取らない優美さ」「謙虚な美徳」ですが、オペラ椿姫のヒロインみたいです。椿姫といえば、妖怪ウォッチぷにぷにの新妖怪椿姫が・・・・。

   おとうさん、春霞?「春だね!暖かくなってくると春霞が漂い、何もかもがぼやけて見えるなぁ!」「あなた、季節は雨水!そろそろ野菜畑を耕してくださいな!」「畑が霞んで見えないんじゃ、耕しもできない!カミさんの顔だって見えやしない!」「あなた、霞ですって?晴れていますよ!眼がおかしいのでは?あら、メガネをかけるのを忘れていますよ!」「・・・・メガネを探すのにメガネがなくては、五里霧中・・・・・」

   「春なれや名もなき山の薄霞」とは松尾芭蕉の句ですが、春ですねえ、名山や知られた山はもちろん、名もない山々にまで薄い霞がかかっていますよ~・・・と絵に描いたような穏やかな春の風景が目に浮かんできます。
 物事の様子や手掛かりがつかめず、方針や見込みが立たずに困ることを「五里霧中」といいますが、「五里・霧中」ではなく、五里四方に立ち込める深い霧のことを「五里霧」というので、正しくは「五里霧・中」だそうです。「五里・夢中」でもありません。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト
[2016.02.26(Fri) 21:33] 未分類Trackback(0) | Comments(0)
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