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2016年01月16日 ()
  一月元旦を大正月というのに対し、一月十五日を小正月と呼び、家庭内の正月として、餅花を飾り小豆粥をいただき家族の無病息災を祈ります。関西では小正月までが松の内とされていました。また、この日にどんど焼きといって、神社で正月飾りや古いお札などを燃やします。松の内に忙しく働いた主婦をねぎらう意味で「女正月」とも呼ばれていました。

  今日の水彩画は、「朝陽に燃える冬の森」です。凍てつく冬の森にようやく朝陽が顔を見せ始めると、闇の中に凍り付いていた木々が燃え始めます。陽の正面に立つ細木達がこがね色に照らされ、すぐにも燃え尽きてしまいそうに強く輝いて、まだ寒そうに震えている笹の葉たちに、暖かな光を注ぎます。
16-01-16.jpg

  笹はイネ科タケ亜科の植物で、日本のタケ類のほとんどが中国からの渡来種ですが、笹類は日本固有の種が多く、地域によって変異してしまうため、非常に多くの種類があるのだそうです。ササ属だけでも、クマザサ、オオクマザサ、ニッコウザサなど18種類以上もあります。
 笹の葉には防腐作用があり、昔から保存用に料理や食材を包むのによく使われてきました。お酒のことをササとも呼びますが、もともとは宮中の女房言葉で高貴な人々が使っていたようです。お酒の醸造の際に雑菌の混入を防ぐのにササの葉を使ったので、お酒をササと呼ぶようになったという説もあります。
  
  おとうさん!朝からササ(お酒)?「ちがう、ササは笹でも熊笹茶だ!老化防止に効くのだそうだ!」「あなた~!どうです熊笹茶は?栄養豊富で解毒作用があり、冬眠前のクマが食べるそうよ!」「俺は熊か?でも、これを焼酎で割ると笹酒になるのだが、笹酒は中国では“酒は百薬の長”の諺になった酒だ・・・」「薬でも呑み過ぎれば毒です!もう、熊笹茶をのんで、サッサと冬眠してください!」「・・・・グゥ!」

  「笹鳴きも手持ちぶさたの垣根かな」 小林一茶の句です。春には美しい声で鳴く鶯(うぐいす)も、冬は人里に降りて、笹薮の中でチッチッと地鳴きをします。これを笹鳴きというのだそうですが、地鳴きしかできない鶯の寂しさを詠っているのでしょう。
 笹を使った郷土料理は多く、笹寿司、笹団子、笹餅、笹巻(ちまき)など、笹の香りとともに特色のある味を作り出しています。長野県の村には、笹の葉の風呂に入ると「漆かぶれ」が治るという言い伝えがあるそうで、熊笹風呂は美肌づくりに効能があるのかもしれません。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2016.01.16(Sat) 20:47] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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