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2015年12月27日 ()
  今頃は、七十二候の冬至の次候「麋角解(びかく げす)」にあたり、大鹿が角を落とす時期とされています。
 秋から冬にかけての繁殖期を終えたオス鹿は、この時期に角を落とし、春にはまた新しく角が生えてきます。成熟したオス鹿の角は、毎年生え変わるたびに大きくなり、枝分かれが増えるそうです。大きな角は、縄張り争いの武器であり、オスのシンボルで、立派な角ほどメス鹿の気を引くようです。

  今日の水彩画は、「冬至の遅い朝陽が昇る里山」です。ようやく顔を見せた冬の朝陽が枯れ枝に残された枯れ葉たちを照らし出します。「秋去りていく日になりぬ枯尾花」と詠った蕪村の俳句のように、揺れる枯れ尾花たちが冬を告げています。
15-12-27.jpg

  ススキの穂が枯れたのが「枯れ尾花」ですが、枯れ果てて白くなった穂が風に揺れる姿は寒さと寂しさが漂いますが、白い枯れ尾花が野原一面に群れると美しくもあります。雪や風の中に見るのもまた風情があります。「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という句?がありますが、幽霊かと思ってよく見ると枯れたススキの穂であったということで、案外実体を確かめもせずに怖がっている場合が多いものです。

  おとうさん、冬至!「寒い冬至には柚子湯にでも入って温まるのが一番!おっ!柚子がお湯に浮かんで・・これに、熱燗の酒が桶で浮かんでいるといいのだが!おお~い!熱燗だあ!冬至は一陽来復、運を呼び込む時、柚子湯は清めの湯!それに清めの酒!」「はいはい、あなたを清めるお酒はありませんよ!熱いのがいいなら、お湯を熱くしましょうか!」「う~っ!熱いっ!融通(ゆずゆ)が効くねえ!」

  「物干の影に測りし冬至哉」、これは正岡子規の句です。冬至にかぼちゃを食べて柚子湯に入る習慣は江戸時代にはあったようです。野菜が少なくなる冬に、栄養があって、保存もきくかぼちゃ(南瓜)は大切な食べもので、南瓜(なんきん)を運が付くものとして冬至に食べるようになったそうです。ビタミンなどが不足しがちな冬に、かぼちゃで風邪等の予防をしようとした先人の知恵だったのでしょう。柚子湯は「冬至」と「湯治(とうじ)」の語呂合わせで、ゆず湯に入るようになったようです。

  早くも年の瀬となりました。この一年様々な出来事がありましたが、皆様のお陰で水彩画を描き続け、このブログを続けることが出来ました。ご覧いただいたり、ご声援を送っていただいたりした皆様に心から感謝申し上げます。
  良いお年をお迎えください。
  ではまた、来年の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2015.12.27(Sun) 15:05] 自然風景Trackback(0) | Comments(0)
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