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2012年10月01日 ()
 今日の水彩画は葉っぱの絵です。谷間に差し込む朝陽をいっぱいに浴びて木々の葉っぱがキラキラと光り輝き、まるで緑の屏風を広げたようです。中国の漢詩に、碧水忽開新鏡面,青山都是好屏風緑(碧い水は磨きたての鏡のよう、青い山は緑の屏風を広げたようだ)、というのがありますが、こんな風景を詠んだのでしょう。
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 樹木は葉っぱで生きています。木はすべての葉っぱに陽が当たるように枝を伸ばし広げています。葉っぱの表側には葉緑体があり、光と水、二酸化炭素とで光合成が行われ、酸素とでんぷん等の有機物を作りだしています。葉の裏側には気孔という穴があり、ここから二酸化炭素を吸い込み、酸素や水分を吐き出しています。樹木から吐き出された酸素で多くの動物が生きています。葉っぱは木々の命であり、動物の命のもとでもあるのです。だから、樹木を描くときには、木や動物の命のもとになっている葉っぱだからこそ、一枚一枚を描いてやりたくなるのかもしれません。

 おとうさん、どうしました?葉っぱを頭の上に載せて、「タヌキやキツネが化けるときは葉っぱを頭に載せるって・・・・」 おとうさん、たぬき親父は化けられません!そういえば、このまえの夜、酔っ払って枯葉をたくさん抱えて帰ってきましたね~。どこかの女狐さんに鼻の下を伸ばして、葉っぱのお金を受けとって来たのでは~。「いや、あれは落ち葉の色がきれいなので、拾ってきたのだ・・・し~っ!内緒!」

 キツネやタヌキが化ける、という話は昔話や落語に度々登場します。ここで出てくるのが葉っぱのお金、秋に黄金色に輝き落ちてくる葉っぱがお金だったらと、誰もが思うことなのでしょう。でも、葉っぱをお金に変える仕事をしている人たちがいます。徳島県上勝町では料理に添えられるモミジやツバキなどの葉っぱを山から採ってきて売っています。農家のお年寄り達が頑張って商売をしているそうです。

 新美南吉の童話に「手ぶくろを買いに」というお話があります。小学校の教科書にも載っていました。雪の野原で遊んだ子ぎつねの真っ赤になった手を見て、お母さん狐が子ぎつねの片方の手を人間の子供の手に変えて、町の帽子屋に手袋を買いに行かせます。子ぎつねは間違えてキツネの手を出して「この手にあう手袋をください」と握りしめた銀貨を差し出します。帽子屋のおじさんは「おやおや子ぎつねか」と思いましたが銀貨が本物だったので、こどもの手袋を戸の隙間から渡しました。お母さんのところに戻った子ぎつねが「人間はちっともこわくないや」というと、お母さん狐は「人間はほんとうにいいものかしら・・・」とつぶやきます。
 この童話絵本に描かれた絵(黒井 健=絵)がとてもかわいいので思わず「孫に」と、買ってしまった爺でした。ではまた次回・・・・サム ヤマモト。
[2012.10.01(Mon) 14:14] 自然風景Trackback(0) | Comments(0)
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