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2015年11月14日 ()
  七十二候では11月12日から11月16日までは立冬の次候「地始凍(ちはじめてこおる)」にあたり、大地が凍り始める頃です。夜間の冷え込みも厳しくなり、冬を体で感じる時節になりました。俳句の季語にも、「海凍る」「川凍る」「滝凍る」あるいは「月こおる」など様々な「凍る」があり、聞くだけで寒くなりそうですが、俳句の中に詠み込むと味わい深い冷たさになるようです。

  さて、今日の水彩画は「黒部猿飛峡の晩秋」です。トロッコ電車で川を遡り、終点の欅平から歩いて、黒部川本流では最も狭い猿飛峡まで、紅葉狩りにいってきました。猿が飛び越えるという狭い渓流が枯れた草木が張り付いた岩山を切り裂くように、轟々と流れます。雨と飛沫に濡れた岩肌や紅葉が薄暗い峡谷の中で光ります。
15-11-14.jpg

  黒部のトロッコ電車は、黒部川の電力開発が上流に伸びるにつれて、建設資材や作業員を輸送する目的で、昭和12年に宇奈月温泉から終点の欅平まで開通しました。戦後になると、沿線は自然渓谷美を誇る秘境、観光客や地元の要望で観光用のトロッコ電車として営業運転を始めたそうです。客車は屋根があるだけで窓はなく、紅葉を楽しむには最適ですが、とにかく寒いので防寒着・雨具が必須アイテムです。

  11月15日は七五三です。もともとは公家や武家で行われていた「髪置き」「袴着」「帯解き」という別々の儀式でしたが、江戸時代後期にひとつの儀式になり、その後、七五三の形になったそうです。また、15日は「かまぼこの日」です。永久三年(1115年)の祝宴の図に蒲鉾が載っていたのが最も古い蒲鉾の登場ということで、西暦1115年にちなんで、11月15日を「かまぼこの日」としたそうです。

  おとうさん、祝い酒?「おお~い!七五三だ、お祝いに蒲鉾を肴に杯をあげるか?」「七五三なんて関係ないじゃありませんかぁ!」「関係ない?じゃあ蒲鉾の日に乾杯だぁ!」「なんでも呑みたがるのだから!だいたい蒲鉾の日なんて知りません!」「知らない?またぁ!世間知らずを装ってかわいらしく見せる女性をカマトトっていうのは、蒲鉾のことを魚(とと)か?と聞くことからきているのだ!かみさんのカマトトぶりも、蒲鉾のように板についてきたな!」

  「人声や此道かへる秋のくれ」芭蕉の句ですが・・・野道を歩いていて、人声を聞いて思わず振り返ると、農夫が何やら話していて、ときおり笑い声も聞こえます。そこに、秋のやわらかな陽射しが降り注いで・・・ほっとするようなやわらかな句です。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト

追伸:今年も個展を開くことになりました。皆様のおかげで10回目となった、ワインと水彩画、語らいを楽しんでいただく集まりです。どうぞお気軽にお立ち寄りください。
第10回 サム ヤマモト水彩画個展「木々の光と影と命」
場所:グランドプリンスホテル高輪(JR品川駅高輪口から徒歩8分) 
   2階 撫子の間 03-3447-1111
日時:2015年12月5日(土)10時~18時 
       - 12月6日(日) 9時~15時
[2015.11.14(Sat) 16:42] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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