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2015年10月24日 ()
  10月23日は二十四節気の18番目の霜降(そうこう)で、露が冷気によって霜となって降り始めるころとなります。暦便覧には「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」とあります。秋が深まり朝晩の冷え込みが厳しくなり、日が短くなったことを実感します。初霜の知らせが聞かれるのもこの頃で、山は紅葉で彩られます。この日から立冬までの間に吹く北風を木枯らしと呼び、いきものたちが冬支度を始める時期です。

  今日の水彩画は、「秘境秋山郷の紅葉」です。切り立った崖にしがみつくように生える木々が紅葉し、轟々と流れる谷川の川面に虹のように色を映します。秋の陽が谷底まで当たり、崖の岩を古代遺跡のように白く浮かび上がらせ、木々の葉を赤や黄色、黄緑に染め輝かせます。
15-10-23.jpg

  秋山郷は新潟県の津南町と長野県の栄村にまたがる中津川沿いの谷間の地域で、日本の秘境100選のひとつに挙げられる秘境です。新潟側と長野側に合わせて13の集落があり、平勝秀が源氏に敗れて落ち延びたという平家の落人伝説も残っています。交通が不便で豪雪地帯でもあったことから、近年まで冬季には隔絶される場合も多く、飢饉により村が全滅したこともあるそうです。
 訪れたときはまさに紅葉の真っ盛り、静かで深い谷が見渡す限り紅葉に染まっていました。車一台がやっと通れる狭い山道を運転し、秋山郷の最南端の切明まで行くと、掘れば風呂になるという温泉が湧き出ている川原がありました。

  おとうさん、川風呂!「いいね、川原の露天風呂に入りながら紅葉狩り、風流だねえ~、それに混浴かも?ウシッシ!」「あなた!そんなところで服を脱がないでっ!靴下だけ脱いで足湯にしてください!」「足湯?いいねえ混浴できるから!」「混浴がお好きですねっ!そのうち雌熊が入りに来るかも!」「熊!こわ~い逃げろ!」

  「葛の葉の面見せけり今朝の霜」 松尾芭蕉の句です。葛(くず)の葉が秋になって一斉に白茶けた裏葉を見せるようになったけれど、霜の降りた今朝みると一斉に表葉を見せている、という意味です。「葛の風吹き返したる裏葉かな」と虚子が詠んでいるように、風にひるがえると裏の白さが目立つ葛の葉ですが、葛は霜が降りるころには落葉してしまうそうです。
 葛(くず)は山野に自生するツル科の植物で、秋の七草のひとつです。古来より根を乾燥してくず粉を作り、葛湯や葛切り・葛餅にしてきました。根を乾燥させると葛根(かっこん)という生薬になり、花も乾燥すると葛花(かっか)という薬になるそうです。

 ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト
[2015.10.24(Sat) 11:30] 未分類Trackback(0) | Comments(0)
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