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2015年09月27日 ()
  9月27日は中秋の名月です。そう思って夜空を見上げてみても曇り、月は見えず名月鑑賞はお預けです。中秋の名月は旧暦の8月15日、つまり秋の真ん中の十五夜の月をいい、必ずしも満月とは限らなく、むしろ満月になることが少ないそうです。今年も27日は満月の一日前となり、満月は28日となります。でも、28日の満月はスーパームーンといわれる特大の満月になりそうです。スーパームーンになるのは、地球と月との距離が最も近くなる時期に満月となるためで、いつもの満月と比べて大きさで14%、明るさで30%増しになるそうですよ。

  さて、今日の水彩画は、「彼岸花の咲く風景」です。秋の陽が当たる畦道に、一列に並んで彼岸花が咲いています。穂先を垂れ刈り入れを待つばかりに実った米を守るように田を取り囲み、秋彼岸の柔らかな陽射しに真紅の花が揺れ動きます。
15-09-27.jpg

  はじめて彼岸花を描きました。いままではお彼岸の花、お墓の花のイメージが強く、絵にするのをためらっていましたが、群生している彼岸花の美しさに魅せられて、描いてみたくなりました。彼岸花はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で、別名「曼珠沙華」とも呼ばれ、目出度い事が起こる兆しに天から降ってくる赤い花なのだそうです。
  彼岸花は、今まで何もないところに突然咲く不思議な花だと思っていましたが、それもそのはず、球根から芽がでてから1週間で大きな赤い花を開かせます。球根にはリコリンという毒があり、ネズミなどの害獣よけに田の畔に植えられたようです。しかし、飢饉になった時の非常食として植えられたともいわれ、リコリンという毒は水溶性なので水にさらすと毒が抜け、デンプンとして食べられるようになるそうです。

  おとうさん、月見?「さあ、中秋の名月!ススキ、団子、里芋、枝豆を供えて・・それにお酒だな!おお~い、酒だ!」「なんでもあなたはお酒ですね、お酒はありません」「なに?その昔、平安貴族は盃にお酒を満たし、そこに月を映したというじゃねえか!酒が無いと月見にならないの!」「じゃあ、盃を用意しましょう、どうぞ!」「よしよし・・まずは味見に、ぐいっと・・味が無いね、水だこりゃ!」「あら、月を映すのなら、お酒でもお水でも一緒でしょ!風流だわ・・あなた!」「・・この勝負水入り・・」

  「雲をりをり人を休むる月見かな」 芭蕉の句で、名月もときどき雲に入ってくれるので、そのたびごと休むことができるという意味で、時々雲に隠れる月もいいものです。
 十五夜の月を愛でる慣習は中国から平安時代に伝わったようで、庶民が月見を楽しんだのは江戸時代になってからのようです。

  ではまた。次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト
[2015.09.27(Sun) 22:25] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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