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2015年09月04日 ()
今年も早や9月となり、道端にコスモス(秋桜)の花が咲いています。コスモスはメキシコ原産のキク科の植物で、コスモスとはギリシャ語で「飾り」の意味で、化粧品のコスメティクスも同じ語源です。「秋桜」の字は、秋に咲き花が桜に似ているところから付けられた名で、花言葉の「乙女の真心」や美しい日本の風景に合う和名です。
 旧暦では、九月を「長月(ながつき)」と呼びますが、長月は「夜長月(よながづき)」や「稲刈月(いねかりづき)」から来たものといわれ、秋らしい名前です。

  今日の水彩画は、「初秋に輝く小川の淀み」です。小さな沢の音(ね)にひかれて藪をぬけてみると、小さな沢の淀みが見えました。前夜が激しい雨だったにもかかわらず水は澄み、川底の石や河床が透けて見えます。谷の奥から射し込む陽と川面に映る草木の緑で、淀みは深いエメラルドグリーンの水をたたえます。
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  9月2日から8日ごろは、七十二候・処暑の末候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」で、秋になりさまざまな穀物が実る、という時節です。「禾」という字は粟(あわ)の穂がたわわに実った様子をかたどったもので、古代では穀物と言えば米や麦ではなく主に粟のことでした。まさに、「実りの秋」ですね。我が野菜畑でも、秋野菜の苗を植えたり、ナスやトマト、葉物野菜を収穫したり・・・忙しくて、おいしい秋です。

  おとうさん!秋!「秋だね、サンマで一杯!おっ!サンマの焼く臭いだ、サンマか今日は!」「旬のサンマはまだ高いですよ!お隣さんですサンマを焼いているのは・・」「お隣?秋深し隣は何をするひとぞ! でも、柿が赤らむと医者が青くなる、サンマが出るとあんまが引込む、と諺にあるくらいだ、旬のものを食べると健康になると・・」「はいはい、ではお隣のサンマの臭いでご飯を食べましょうか!」「落語の世界だ・・」

  落語のサンマといえば「目黒のさんま」ですが、サンマを食べるようになったのは、江戸時代中頃のことだそうです。それまではサンマは油を採るための魚で、食用ではなかったのです。庶民の灯油は菜種油ではなく安価な魚油でした。
  「一葉落ちて天下の秋を知る」 落葉の早い青桐の葉が一枚落ちるのを見て秋の訪れを察するように、わずかな前触れから、その後に起こるであろう大事をいち早く察知する、という諺です。さまざまな災害や経済危機はいつも突然やって来て、予知をするのは難しいものです。最近では、予め備えをしっかりとしておき、被害を最小限にするという「減災」の考え方に変わってきたようです。9月1日は防災の日でした。
 
  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・サム ヤマモト
[2015.09.04(Fri) 14:39] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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