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2015年08月23日 ()
  8月23日は二十四節気の処暑にあたり、厳しい暑さは峠を越し、朝夕は涼風が吹き始め、山間部では秋の気配を感じるころとなります。暦便覧には「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」と書かれています。処暑の初候は七十二候の第四十候「綿柎開(めんぷ ひらく)」で、綿を包む咢(がく)がひらく時期だとしています。
 木綿は平安時代に伝わりましたが、栽培がうまくいかず、衣服や帆などの綿布は中国などから輸入していました。江戸時代になってから近畿地方などを中心に木綿が栽培されるようになり、蝦夷地からのニシン粕などが肥料にされると、木綿の生産が急増し、庶民が木綿の着物を着られるようになったそうです。

   今日の水彩画は、「夏の川の流れ」です。昨夜の激しい雷雨の影響でしょうか、水量の増した川は、ザワザワと音を立てて流れ下ります。さざ波が寄せる河原岸の淀みには強い夏の日射しが入り込み、川底の砂利を照らし出し、石や水を熱します。
15-08-23.jpg

   「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし・・」 鴨長明が書いた「方丈記」の書き出しです。古来より人は、絶え間なく流れる川を見て、移ろいゆくはかなさを感じ、無常観や死生観に繋げていったのでしょう。現代に生きる我々も、流れに翻弄される小さな生きものとして、自然災害や経済危機などの不幸に出会うたびに、生と死を見つめ人生のはかなさを感じ、生きることの意味や命の尊さを感じて、「川の流れ・・」の字句を様々な詩歌に取り入れ共感しているのでしょう。

  おとうさん、秋!「味覚の秋だね!秋ナス、サンマ!焼きナスは生姜醤油で!塩焼きサンマに大根おろし、冷えたビールでキューっ!内緒だょ!」「あらっ!何が内緒なの?あなた!」「聞こえた?地獄耳?いや・・諺にあるだろう・・秋茄子は嫁に食わすな・・ってね!」「それって!嫁イジメ・・?」「いやっこれは、秋なすは体が冷えるので、嫁に食べさせるたら体に悪い・・という意味なのだ!おまえの体を思って・・」「あら、そうですか・・じゃあ、あなたの体を考えて冷たいビールもなし!」「ヤブヘビだった・・」

  8月23日と24日の地蔵菩薩の縁日に行われる地蔵盆というのがあります。関東・東海にはなく、近畿や北陸、信州地方で行われているようです。町内のお地蔵様をおまつりし、子どもたちの健やかな成長を願う催しです。地蔵菩薩が親より先に亡くなった子供が苦しんでいるのを救う菩薩であることから、地蔵盆では子供が地蔵の前に詣り、その加護を祈ることが習わしとなってきたようです。

   ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト
[2015.08.23(Sun) 20:08] 季節Trackback(0) | Comments(2)
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Re: 素敵ですね by サムヤマモト
> いつも素晴らしいですね。どちらかで教えていらっしゃいませんか?こちらは東京の品川区在住です。

絵好きにゃんこさん、コメントありがとう!習いもしない教えもしない素人画家です。絵を観てもらえるだけで満足です。今後もよろしくお願いいたします。個展もあります。

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[ 2015.08.28(Fri) 17:32] URL | # | EDIT |

> いつも素晴らしいですね。どちらかで教えていらっしゃいませんか?こちらは東京の品川区在住です。

絵好きにゃんこさん、コメントありがとう!習いもしない教えもしない素人画家です。絵を観てもらえるだけで満足です。今後もよろしくお願いいたします。個展もあります。
[ 2015.08.28(Fri) 22:25] URL | サムヤマモト #- | EDIT |

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