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2012年09月17日 ()
 9月中旬になっても暑い日が続きます。関東北部は記録的な少雨で、利根川水系のダムでは取水制限が始まりました。「節電の次は節水かよ、水よ、お前もかあ!」ですね。大型台風が沖縄を通過し、東海地方以西に大雨注意報が出ても(相模原でも時折強い雨が降っています)、群馬県では降っていないようです。多すぎる雨の所と少雨で干上がっている所、お天気はわずかな場所の違いで変わるようです。

 雨は大地をうるおし、草木や作物が育つために無くてはならないものです。古代より、雨乞いの祈祷はとても重要な儀式で祈祷師も高い地位を得ていました。雨を降らせるのは天の神仏であると考えていた昔は、生贄を捧げたり、神仏の像を縛り上げ雨を強要したりなどと荒っぽい祈祷を行ったようです。旱(ひでり)になり飢饉となることへの恐怖がこの荒っぽい祈祷を生んだのでしょう。
日本での雨乞いは、龍神祭りとして今でも多くの所で残っているようです。雨をつかさどる龍神は、神社・仏閣の障壁画や天井画にも描かれ、「恵みの雨」を降らし、「神仏の恵み」を人々にもたらすという意味を持っていました。

 「脚折(すねおり)の雨乞い」は埼玉県鶴ヶ島に古くから伝わる行事です。麦わらと竹で作った長さ36メートル、重さ約3トンの龍が、300人あまりの男たちに担がれ、雷電池の中で水しぶき上げながら雨乞いをする、という勇壮なものです。面白いのは、この雷電池(かんだちがいけ)(かみなり電池ではありません)に灌ぐご神水は、群馬県板倉町にある雷電神社の雷電沼からくみ取ってくるのだそうです。龍に雷はつきもの、龍神と雷神にお願いすれば「恵みの雨」間違いなしと踏んだのでしょうね。この雷電神社には大きなマナズの置物かあり、これを撫でると「地震を除けて自信が湧き出る」といわれ、地震・雷・火事を除ける御守だそうです。

 おとうさん?どうしました・・ふむふむ、また酔って大声だしながら午前様帰宅、それで奥様の雷が落ちた・・・。「地震・雷・火事・親父っていうけど、うちは、かみさんが一番怖いねえ」おやおや、親父も形無しですかい? おとうさん、実は「地震・雷・火事・親父」の親父はおとうさんじゃなくて、「大山風(おおやまじ)」つまり「台風」のことだそうです。「そうはいっても、やはりかみさんにはかなわない・・・龍神だねあれは・・」って、おとうさん、「なまずさん」を撫でて自信をつけねばなりませんなあ・・・

 雨上がりの森は、雨で洗われた葉っぱや濡れた幹が陽の光に輝き美しいものです。とくに湿り気をおびた大気を通して朝陽が筋状に差し込む様子は、神さまが天から降りてくるような神秘的な情景です。今日の水彩画はそんな朝日が差し込む「雨上がりの木もれびの森」を描いてみました。ではまた次回・・・サム ヤマモト
2012-09-17.jpg
[2012.09.17(Mon) 15:51] 自然環境Trackback(0) | Comments(0)
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