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2015年06月07日 ()
  6月6日は二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」です。穂の「芒(のぎ)」がでる稲や麦などの種を蒔く季節をいいます。実際の種まきはもっと早い時期ですが・・・暦便覧には「芒(のぎ)ある穀類、稼種する時なり」と記されています。
 西の地方から次第に梅雨に入り、梅の実が青から黄色に変わり、百舌が鳴き始めます。七十二候に「螳螂生(とうろう しょうず)」とあるように、蟷螂(カマキリ)や蛍があらわれはじめる頃でもあります。

  今日の水彩画は、「植込みのツツジ」です。ツツジは春の開花ですが、6月の初旬でも道端の植え込みに美しい花が一面に咲いています。朝の散歩道の植え込みに咲くツツジの花が、朝陽を浴びて輝きます。植え込みに隠れた妖精たちが緑の葉の隙間からラッパを突き出して奏でているように、花が連なって咲いています。
15-06-06.jpg

  躑躅(つつじ)は躑躅(つつじ)科ツツジ属の植物で、日本では万葉集の時代から親しまれてきました。種類も色もさまざまで、300種を超える園芸品種があるそうです。ツツジの語源は、花が連なって咲くことから「つづき」、また花が筒状であることから「つつ」などと呼ばれていて、次第に「つつじ」になったようです。躑躅の漢字は難しい字ですが、漢字の読みは「てきちょく」と読み、これには「行っては止まる(躊躇)」の意味があり、見る人の足を引き止める程花が美しい、ことから来ているようです。

  おとうさん!庭の手入れ?「あなた!ツツジはいいですから、雨が降る前に庭の草刈りをしてくださいな!」「はいはい、草刈り鎌で・・おや、カマキリだ!季節だね・・蟷螂生ず・・おまえも鎌ふって草刈りか?」「あなた!遊んでいないで早く済ましてください!」「うるさいなあ~もう!カマキリといえば“蟷螂の斧(とうろうのおの)”という故事があったな!自分の弱さをかえりみず強敵に立ち向かう、つまりはかない抵抗のたとえだな・・。やはりカミサンには逆らうなっていう・・カマキリのお告げだ!」
  
  俳句の世界ではツツジは春の季語です。「つつじいけて其陰(そのかげ)に干鱈(ひだら) さく女」は芭蕉の句で、「ひなびた街道筋の茶店、近くの山で折ってきたらしい躑躅(つつじ)を無造作に手桶に生け、その傍らで、女は客膳の菜にと干鱈をむしり始める」という、映画のいちシーンのような情景を詠んでいます。干鱈(ひだら)は真鱈を干した保存食で棒鱈ともいわれます。棒鱈は江戸時代以前から、東北や北海道で加工され、北前船で関西に運ばれて正月や盆の料理につかわれました。棒鱈はその名前の如く棒のように固く、叩いたりむしったりして、料理したようです。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト
[2015.06.07(Sun) 07:31] 未分類Trackback(0) | Comments(0)
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