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2015年05月24日 ()
  5月21日は二十四節気の小満(しょうまん)でした。万物の成長する気が次第に長じて天地に満ち始めることから小満といわれています。歴便覧には「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されています。陽気が良くなり、暑さも増しはじめ、麦の穂が育ち、山野の草木が実をつけ始める時期です。
 秋にまいた麦の穂が育ち、収穫期を迎えた初夏の頃の季節を麦秋(ばくしゅう)ともいいます。麦にとっての収穫の「秋」であることから、名づけられたといわれます。雨が少ない季節ですが、すぐに梅雨が始まるので、収穫する農家にとって麦秋は短く多忙な時期でもあります。

  今日の水彩画は、「青葉繁るイヌシデの古木」です。下枝の繁みを通して見上げると、イヌシデの古木は枝を四方に張り出し、條々に青葉を茂らせ、天空を覆います。隙間から射しこむ陽に、下枝の葉が照らされて眩しく輝きます。長い歳月を生き抜き、命を繋いできた古木が、今年も若葉を蘇らせて満足げに梢を鳴らします。
15-05-24.jpg

  麦の原産地である地中海東岸(トルコ周辺といわれる)では、夏はひどく乾燥するため麦が育ちにくいことから、秋に種を蒔き冬の間に育て、初夏に収穫するようになったようです。小麦や大麦は人類最古の作物のひとつとされ、今から約1万年前には、すでにその栽培が始められていたといわれています。これまでに発掘された多くの遺跡から小麦の穂などが発見されているそうです。

  おとうさん!ご飯!「おう~メシだ!あれっ!麦飯か?」「そうです、今日は麦ごはんですよ。美味しい山芋がとれましたから、麦とろにしますけど・・」「どうも麦飯というと、食糧難の頃を思い出してなあ・・・」「あら、臭い飯を食べていたのかと!」「おいおい、何をいうかっ!でも、なんで麦とろは麦飯なのかなあ~」「そりゃあ、昔は庶民のご飯は麦でしたから!最近では健康食で人気です!あなたっ!食べるの?食べないの?」「食べる、食べますョ!麦(バク)シャリ!カミサンは爆妻(バクサイ)だあ~」

  人類が麦を食べ始めたころは、石と石の間にはさんで砕いてから焼いて食べていましたが、土器が生まれると粗挽きにした麦をお粥のようにして食べたといわれています。さらに、5千年前の古代エジプトでは、小麦を挽き水を加えてこねて、焼いていたようで、これがパンの原型となりました。
 麦秋が終わり、走り梅雨が見られるようになると、いよいよ梅雨入りを迎えます。麦とろをさらっとかきこんで、うっとうしい梅雨を乗り切りますか。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2015.05.24(Sun) 18:21] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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