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2015年04月28日 ()
  桜の花が終わると、森はたちまち新緑の霞に包まれ、枯葉ばかりだった野原は初々しい草花で覆われます。最初に花を見せるのは踊子草、すぐにツボスミレの花が続き、白雪草が五弁の白い花を咲かせると、野イチゴの白い花も負けずに咲き乱れます。草木ばかりではなく、いきものの動きも活発になり、マルハナバチやミツバチが飛び交い、コジュケイの騒がしい鳴き声が森に響き渡ります。

  今日の水彩画は、「森に咲く野イチゴの花」です。春になり三つ葉の若葉が芽生えると、葉の脇から伸びた花茎に白い五弁花が次々と開き、野原に白い花が咲き乱れます。花達は森のむこうから射しこむ朝陽を浴びて、花を揺らしながら、ミツバチがやってくるのを待ち構えます。野イチゴには、葉と花それに実のそれぞれに花言葉があるようです。葉は「尊敬と愛情」、花は「幸せな家庭」、実は「成果がみのる」だそうで、幸せな家族像をイメージしてつけられたのでしょう。 
15-04-26.jpg
  
  穀雨の季節を迎え耕された田畑の脇にも、春の野草が伸びています。畦道には愛らしい花をつけて揺れるタチイヌノフグリ、カタバミの黄色い花、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、畑の脇には若いフキの葉が伸び、ヤマウドの若芽が伸び、ヨモギの若葉が茂ります。若いヤマウドは山菜として、葉の部分は天ぷらに、茎はぬた、酢味噌和え、みそ汁の具などで美味しく春が味わえます。 
 ヨモギ(蓬)の新芽は、草餅にすると若葉の香りと味が口の中にひろがります。葉を水にさらしてアクを抜き、天ぷらにしても美味しいようです。灸に使われる「もぐさ(艾)」は、ヨモギの葉の裏側の綿毛を採取したものです。高級なもぐさは高価ですが、火力が穏やかで皮膚の上で直接点火しても、心地よい熱さを感じるといわれます。

  おとうさん、お疲れ?「お~い、足が痛い、揉んでくれないか!」「あなた!慣れない畑仕事で・・年ですねえ!」「大丈夫だよ、足の三里のツボを揉んでくれ!あの芭蕉も奥の細道で“月日は百代の過客にして・・・三里に灸すゆるより・・・”と記したように、三里のツボを刺激すると、足や胃腸を強くし、健康になるのだ!」「芭蕉はお灸でしょう?あなたにもお灸を・・・若いころは恋の炎に身を焦がし、今はお灸のもぐさ(艾)であなたを焦がし・・」「熱い!おれを燃やすなっ!あちちっ!万事灸す・・・」

  畑の脇の土手で、数個の白い花を見つけました。細い数本の葉の間から伸びた花茎の先が別れ、白い6弁の花が数個咲いています。それだけで小さな花束が出来そうなこの花は、ホソバノアマナという野草で、絶滅危惧種のひとつのようです。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2015.04.28(Tue) 11:38] 植物Trackback(0) | Comments(0)
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