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2015年04月05日 ()
  4月5日は二十四節気の「清明」です。清明とは、春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という語を略したものです。歴便覧には「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」とあり、万物がすがすがしく明るく美しく、芽生えた草木もそれぞれの名前がわかるほどに生き生きとしているのです。この時期はまた、雨が多い時期でもあり、小雨が降り続いて寒くなったりもします。首都圏では満開の桜が、雨交じりの強い風にあおられて花吹雪となって散っています。

  さて、今日の水彩画はまたまた桜絵で、「千鳥ヶ淵の満開の桜」です。お堀の土手に咲き誇るソメイヨシノが、花満載の枝を堀の上まで伸ばし、お堀の水面を桜色に染め上げます。春の陽射しをいっぱいに浴びた桜花は、春の風に揺れながら花の滝となってお堀に流れ込んでいるようです。
15-04-05.jpg

  千鳥ヶ淵の桜のほとんどはソメイヨシノで、260本程の桜が一斉に咲く名所になっています。千鳥ヶ淵のメイヨシノは、明治時代に植樹されたのが最初とされ、現存する最も古いソメイヨシノは昭和初めに植えられた木で、その他の多くは戦後の復興とともに昭和54年(1979)に植えられたものです。
 千鳥ヶ淵は慶長11年(1606)に江戸城拡張の折、局沢川という小さな川を半蔵門と田安門の土橋でせき止めて造られたお堀で、堀の形が千鳥に似ていたことから名付けられたとされています。このお堀の水は神田上水や玉川上水が出来るまでは、江戸市民の上水として利用されていたようです。

  おとうさん、桜も終わり?「桜は儚いね・・満開だと思ったらもう桜吹雪だ!花見酒を呑まないうち・・」「あなた~桜は別名夢見草ともいい、咲いたと思ったらアッという間に散り、満開が夢のように・・・」「桜の花で酒が吞みたかった・・夢に見そうだ!ツキが無いねえ、だけどまだ酒は残っているだろう?」「あなた、今夜は月食で月が欠けるけど、お酒も欠けてるの!」「・・ツキが無くて、酒も無くて、この世は闇だ・・」

  江戸時代の玉川上水は多摩川を水源とし、羽村から四ツ谷大木戸まで水路で流し、江戸市中は地下に木製の水道管を通して井戸まで給水をしていました。「ありがたさ たまさか井戸で 鮎を汲み」のように、ときには多摩川のアユが井戸に迷い込むこともあったようです。しかし、本所・深川などの下町は、上水が隅田川を越えらず、埋め立て地で塩水が井戸に混じることから、「水屋」が天秤棒でかついだ桶2つの水を4文で売っていました。蕎麦が16文ですから、利の薄い商売だったようです。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2015.04.05(Sun) 18:01] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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