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リストマーク 黄鶯睍睆(うぐいすなく) 

2015年02月12日 ()
  七十二候の立春次候は「黄鶯睍睆(うぐいす なく)」とあり、鴬が山里で鳴きはじめる時期です。鴬(うぐいす)は春を知らせる代表的な鳥で、春告鳥と呼ばれています。日本の中部では早ければ2月初旬ごろから鳴きはじめます。「梅に鴬」といいますが、梅の花の蜜に寄るわけではなく、毛虫を食べるために梅の木に止まるみたいで、梅の蜜を吸いにくるのはメジロのようです。鴬は警戒心が強く、鳴き声がしてもなかなか姿を見ることが出来ません。

  今日の水彩画は、「山頂の雪原で舞う白樺」です。2月も菅平高原にスキーに行ってきました。奥ダボスのリフトで一番上まで行くと、目の前に菅平高原が広がり遠くには北アルプスの山々が一望できます。山頂に群生する白樺の木々が寒風吹きすさぶ中で、正面から陽を浴びて輝きます。体を温めるかのように枝をいっぱいに広げる木々は、雪山を背景に雪原の舞台で春を招く踊りを舞っているようです。
15-02-11.jpg

  深山の日当たりの良いところに群生する白樺は、山火事跡地、崩壊地、伐採跡地などの裸地化した場所にすばやく成長して、他の草木が成長できる環境をつくりあげる先駆樹(パイオニア)のひとつです。春、芽吹く頃の白樺の幹に傷を付けると、大量の樹液が吹き出します。昔、アイヌの人たちはこの樹液を「シラカバの水」と呼び、水がない場所での炊事に使っていたそうです。また、この樹液は人工甘味料キシリトールの原料になり、保湿効果があることから化粧品にも利用されています。

  おとうさん!春ですね~ホーホケキョ「あらっ!鴬が鳴いている!あなた!」「・・ひねもすのたりのたりかな・・ごろ寝の春だね・・」「あなたっ!起きて!鴬といえば美白効果の“鴬の粉“ですよ。鴬が糞をしたら採って来てくださいな!」「鴬は~声はすれども姿は見えず・・まるであなたは・・のよう、っていわれるぐらい姿をあらわさない鳥だよ!糞が見つかる訳がない!うちの猫の糞ならここに・・」「猫糞っキャッと!いらない、いらない!ニャンとかして!モーホケキョ、もう結構!」

  毛虫を食べる鴬の糞には、たしかに分解酵素や漂白酵素などが含まれているようで、昔から美白洗顔料として使われてきました。しかし、最初に「鴬の粉」をみつけた女性は、いったい何種類の糞を試してみて鴬にたどり着いたのでしょうか。美しくなりたいという願望からでしょうが、その糞闘努力に脱帽です。いまでも「うぐいすの粉」は売られていますが、鳥獣保護法で野生の鴬は使えず、鴬に似た鳥の糞を使っているそうです。猫の糞じゃありません!

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト
[2015.02.12(Thu) 07:27] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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