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2014年11月08日 ()
  11月7日は二十四節気の立冬です。冬の気配が現れてくる季節で、暦便覧には「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」とあります。立冬は立春、立夏、立秋と合わせて四立(しりゅう)といい、一年の中で季節の大きな変わり目のひとつです。 
 中国の諺に「立冬補冬、補嘴空」 という言葉があります。立冬の頃には冬に備えて栄養の補給をしなさい、という意味のようです。我が家の食卓にも、畑で獲れた、しょうが、かぶ、かぼちゃ等の体が温まる野菜の料理が並ぶようになりました。

  今日の水彩画は、「諏訪峡の秋風景」です。変わりやすい秋の空、横なぐりの雨を降らしていた雲が風に流され陽が射しこむと、紅葉の木々が燃え暗い渓谷を照らします。木々の葉の色が谷川の川面に映り、絵の具を溶いたように、流れを色付けます。
14-11-07.jpg

  中国の「月令七十二候集解」によると「冬は終結であり、万物の収蔵である」とあり、冬に備え、秋に収穫した作物を取り入れて干し終えた後に倉庫に収め、動物も冬眠のために穴倉に入り込むなど、万物の収蔵の季節であるとしています。冬の始まりでもある立冬は、様々な物を倉に納め、様々な生きものが穴倉に籠り、寒さに備える準備をする時期でもあるのです。

  おとうさん、寒いですね!「寒いわけだ、立冬だよ!こんな日は鍋を囲んで熱燗でキューといくと暖まるのだが・・・」「あなた、11月7日は お鍋の日 だそうです。イイナベ(117べ)のゴロ合わせだそうで・・・」「いいねえ~いい鍋にいい酒はつきものだ!」「では、サケでお鍋にしましょうか!」「いいね、酒でお鍋だ!」「ですから鮭で石狩鍋ですよ!」「鍋につきものの酒は?」「石狩鍋に鮭はなくてはならないものですよ!」「酒だ!でも、なにか食い違いがあるような・・・・」

  先日、「北斎」展を見てきました。ボストン美術館で所蔵する葛飾北斎の浮世絵140点余りが日本にはじめて里帰りしたものです。なかでも富嶽三十六景をはじめとする風景版画はすばらしく、保存状態がとても良く、昨日刷り上げたかのような紺青色が本当に鮮やかでした。紺青(こんじょう)と呼ばれる青色顔料は、1704年にドイツで発見された顔料で、ドイツの旧国名プロセインに由来してプルシアンブルーと呼ばれています。富嶽三十六景 神奈川沖浪裏が刷られたのが1830年ごろといわれますので、おそらく北斎は輸入された紺青(プルシアンブルー)を使って青色を強調したのでしょう。浮世絵の刷り師の間ではベロ藍と呼ばれていたこの紺青は、非常に退色しにくく、百年以上経たいまも鮮やかな青色で輝いていました。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2014.11.08(Sat) 21:09] 季節Trackback(0) | Comments(2)
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Re: タイトルなし by サムヤマモト
> おはようございます。
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> 長野より

長野1号さん有難うございます。

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[ 2014.11.10(Mon) 08:08] URL | # | EDIT |

> おはようございます。
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> 長野より

長野1号さん有難うございます。
[ 2014.11.10(Mon) 11:34] URL | サムヤマモト #- | EDIT |

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