TOP > 秋の野の草花
 ← 雑木林の秋 | TOP | 寒露のサツマイモ

リストマーク 秋の野の草花 

2014年10月14日 ()
  大型の台風が二週続けて日本列島を縦断しました。今朝は台風一過の秋晴れで昨夜の大荒れの天気が嘘のようです。早朝の散歩で森を訪れると、強い風雨により折れた大きな枝や、振り落された小枝や、木の葉で散歩道が埋め尽くされていました。コナラやクヌギのドングリが散乱しいて、足の踏み場が無いほどでした。

  今日の水彩画は、「嵐が吹くたびに秋色が増す木もれびの森」です。森は台風に痛めつけられながらも、強風に耐えて残った緑の葉を少しずつ黄色や赤褐色に置き換えていきます。強い雨に葉の緑色が洗い流され色を変えた葉が、雨上がりの陽にキラキラと輝きます。森の奥に目を凝らすと、秋色のペンキの缶を抱えた小さな妖精が飛び出してくるようです。
14-10-14.jpg

  秋の七草は、ハギ、ススキ(尾花)、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウですが、万葉集の山上憶良が詠んだ歌に、「秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七草の花。萩の花、尾花、葛花、撫子の花、女郎花また藤袴、朝貌(がお)の花」という歌から、日本の秋を代表する草花として親しまれてきました。春の七草のように粥にして食べたりしないので、意外に知られていない草花です。
 「木もれびの森」の野草たちも、秋の花を咲かせています。オトコエシ、イヌタデ、ヤブマオ、ヒガンバナ、ヤブラン、タカアザミ、エノコログサ(ネコじゃらし)などなど、いずれも地味な花ばかりです。

  おとうさん!秋ですね・・「ねえ・・あなたあ~」「こうくると何かあるぞ!警報・・・避難準備情報発令・・・いつでも逃げられるように!」「秋の七草って知っている~」「知っているよ、ハギ、ススキ、クズ、等の七つの草だ!」「七草の覚え方も知っている~?」「オスキナフクハ?だろう!」「秋物のいい服があるの!あなた買っていいでしょう?」「えっつ!よく聞こえない!避難指示発令だ!逃げろっ!」

  「ひょろひょろと なお露けしや 女郎花」と芭蕉が詠んだように、オミナエシは細長い茎をもち、花が風にそよぐ様子はいかにも女性的で、女郎花(オミナエシ)の名にふさわしい花です。今では女郎はあまり良い意味ではありませんが、かつては 「美しい人」 を意味する言葉だったようです。オミナエシ(女郎花)の黄色花に対し、オトコエシ(男郎花)は白花で、同じ時期に同じような花を咲かせますが、茎もごつく、毛も有り、男性的な姿から、オトコエシ(男郎花)の名がついたのでしょう。秋の七草にも数えられない地味な花ですが、秋の野を彩るきれいな花です。

  では、また次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2014.10.14(Tue) 18:12] 植物Trackback(0) | Comments(0)
↑TOPへ


 ← 雑木林の秋 | TOP | 寒露のサツマイモ

COMMENT

COMMENT POST















管理者にだけ表示

Trackback

この記事のURL:
http://samwatercolor.blog.fc2.com/tb.php/114-e329388c
 ← 雑木林の秋 | TOP | 寒露のサツマイモ

カウンター

カレンダー

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

QRコード