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2014年10月07日 ()
  10月8日は二十四節気の寒露です。暦便覧では、「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」(露が冷たい空気と接し、霜に変わる直前となる)とあります。
  秋の長雨が終わり、本格的な秋が始まります。紅葉が次第に濃くなり、夏鳥が去り雁などの冬鳥が渡来する時期でもあります。空気が澄んだ秋晴れの日が多くなり、夜には月や星が美しく輝いて見え、秋の清らかな趣を感じる空に出会える季節です。

  今日の水彩画は、「朝陽に輝く初秋の木もれびの森」です。秋とはいえ、まだまだ紅葉が始まるには早い雑木林、それでも柔らかな朝陽が注ぐと、木々の葉が黄色く色づいたように輝きます。コナラ、クヌギ、ミズキ、イヌシデなどの葉が黄葉となり、森を秋色に彩るまでは、もう少し陽の光に助けてもらう必要がありそうです。
14-10-06.jpg

  寒露に入ると、農家の収穫もたけなわで繁忙を極めます。我が家の借り畑でも、サツマイモの葉が少し色付いてきたので掘ってみました。小さいのやら大きいのやらが混じっていて、もう少し肥えさせてもいいかなといった感じでした。
  サツマイモはフィリッピンから中国を経て宮古島に伝わり、それから百年の年月を経て、ようやく薩摩藩で栽培されるようになりました。その薩摩藩から禁を犯して持ち出されたサツマイモが、伊予国瀬戸内海の大三島でも栽培されるようになるのは1711年のことでした。やがて享保の大飢饉が起こった時、大三島の周辺では餓死者がまったく出ず、サツマイモの効用が天下に知られることとなりました。将軍吉宗の時代、青木昆陽が薩摩藩からサツマイモの苗を取り寄せ、東国でも広く栽培されることになりました。サツマイモで人々を飢えから救った青木昆陽は、「芋神さま」として敬われ、昆陽神社に祀られました。

  おとうさん、芋堀りですか?「お~い、サツマイモだ・・・。ふかしイモだ、でもふかすのは、低温で長時間加熱すると甘みが増すそうだ。」「あら!詳しいのね!あなたが蒸かしてくださらない・・・」「あっ!いや、おまえの方がうまく出来ると思うよ、なんでも上手に出来るカミサンだと、ご近所でも評判だ!」「あらっ!いやですよ・・やっぱり!」「お~い!芋と言えばイモ焼酎だな!一杯やるか?」「お酒?銚子にのらないで!お酒も焼酎もありません!」「はい、はい・・焼酎は銚子じゃなく薩摩だけど・・・」

  中国には古来、四季の規律を表す「春生夏長 秋収冬蔵」(春に芽吹き、夏に生長し、秋には実りを収め、冬に備えて蔵に蓄える)という言葉があります。自然の恵みによって育った作物を収穫する秋はほんとうに素晴らしく、天に感謝する季節です。

 ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2014.10.07(Tue) 09:14] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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