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2012年08月19日 ()
 新潟県南魚沼市にある三国川(さぐりがわ)ダムとその奥にある十字峡を訪れました。秘境ともいえる渓谷と滝を見たいと思ったのですが、昨年7月の「新潟・福島豪雨」による土砂崩れの被害が随所にみられ、遊歩道や流れに近づく道が立ち入り禁止や通行止めになっていました。このダムは、1969年の信濃川流域を襲った豪雨による大洪水で大きな被害を受けたのを機に、治水・利水・上水道・発電などの多目的ダムとして魚野川の支流の三国川(さぐりがわ)に建設されたということでした。

 川の長さが短く流れが急な日本の川は、春先の雪解けや夏の大雨によって、地滑りやがけ崩れ、土石流などの災害を山間部に発生させるとともに、下流に大量の土砂を運び、天井川(川底が平地より高くなる)をつくりだし洪水引き起こします。そこで上流に砂防ダムなどをつくり土砂の発生や流出を抑え、災害を防ぎ人々の命と財産を守ろうとしてきました。ところが、最近は土砂の流入が減り土砂が流出するばかりとなった下流では、かえって川底がさがり護岸や橋梁の基礎が露出するなど川の荒廃が進んでいるそうです。川の流れをうまく制御するのはなかなか難しいものです。とくに近年は、自然環境保護、水に親しむ環境、飲料水の安全性、観光など人々が川に期待するものが多様化しています。

 「♪ああ、川の流れのように・・」おや!おとうさんご機嫌ですねえ、お酒呑んで・・。「♪愛する人、そばにつれて・・・蕎麦でも食べに」そばが違うでしょうが・・「♪知らず知らず、歩いてきた」ええっ!帰る道がわからない・・・もう知りません!酔っ払い・・・

 古代より川に寄り添って人々は生きてきました。川は人々に飲み水や魚介類、稲作の用水など多くの恵みをもたらしてきましたが、同時に洪水などで人々を苦しめてきました。川は恵みと災いとを交互にもたらしながら、人々に生き抜く知恵と工夫を学ばせたのかもしれません。

 最近の洪水災害は記録的な豪雨によるものですが、上流の人工林の荒廃や棚田の消滅などによる保水能力の低下も影響しているといわれています。古くから人々が自然から学び守ってきた上流の治水環境を、私たちの世代で壊してしまっているのではないでしょうか。ダムなどの構造物を作るばかりではなく、昔の人々が作り上げてきた自然を生かした治水のしくみを守っていくことが大切なことなのでしょう。
 今日の絵は、相模川の早朝の景色です。めずらしく釣り人が登場しています。アユを釣っているのでしょう。
 ではまた次回、サムヤマモト
2012-08-19.jpg
[2012.08.19(Sun) 18:18] 未分類Trackback(0) | Comments(0)
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