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2014年09月06日 ()
  今年も早くも9月となりました。9月8日は二十四節気の白露です。歴便覧では「陰気やうやく重りて、露にごりて白色となれば也」大気が冷えてきて、草の葉などに白い露ができ始めるころ、としています。この日から仲秋になります。仲秋とは秋の季節の3か月の真ん中の月をいいます。日中はまだ暑い日がありますが、朝夕の涼しさは肌寒くもあり、本格的な秋の到来を感じる季節です。

  さて今日の水彩画は、「樹間から夏の陽が射す峠道」です。杉の大木の間をぬうように通る山道に、夏の終わりとはいえ強い日差しが射しこんできます。大木の根が行く手を阻むように絡み合う峠道で、一息入れようと根に腰を下ろすと、老木が梢をがさがさとならして昔話を語ってくれます。
14-09-05.jpg

  今年の9月8日(旧暦8月15日)は「中秋の名月」でもあります。月を愛でる習慣は縄文時代からあったといわれています。中秋の名月にお団子や里芋を供える習慣は、室町時代にまで遡るようです。
 里芋は、この時期は収穫には少し早目ですが、出始めの芋を煮てお供えするのは収穫が出来たことへの感謝の気持ちの表れなのでしょう。我が家の借りている畑の里芋も、葉が人の背丈程に育ってきたので掘り出してみると、まだ少し早目で、小さな子芋が親芋の周りにしがみついていました。茹でてみると、子芋はコロコロ、ホクホクとして美味しく、親芋もやわらかく美味しく食べることが出来ました。中秋の名月を「芋名月」と呼ぶことの意味が、舌で実感できました。

  おとうさん、お月見ですか?「お~い!月見だ。里芋は煮えたかな、それに酒を供えなくては!」「あなた~、お酒なんかありませんよ!」「・・じゃ~、月見酒は・・」「ですからお酒はありません!」「ない!酒が無い!雲に隠れた月を“無月(むげつ)”といって愛でるけれど、お酒のない月見は“酒無月”だ・・・“十五夜の酒無し月に酔いもせず”・・・風流でもなんでもないなあ」

  変わりやすい秋の空、明日の天気はわからぬからと、十四夜の月を愛でる「待宵(まつよい)」や、翌夜にためらいながら出てくる月を待つ「十六夜(いざよい)」は、季語にもなっているくらいですから、なにがなんでもお月見をしたい気持ちが表われています。昔の暦は月歴でしたから、農家の人々は月の満ち欠けを見て、種まきや収穫の時期を決めてきました。農耕に役立ってきたお月様に、収穫した作物をお供えして感謝の意を表す、これが「中秋の名月」の意味だったのでしょう。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2014.09.06(Sat) 06:48] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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