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2014年08月20日 ()
  久しぶりの登山でした。登山といっても奥多摩の大岳山(おおたけさん)、標高1266mのさして高くない山ですが、岩場の急登や鎖場があり年寄りにはちょっと厳しい山でした。二、三日は膝の筋肉が痛くて歩行困難状態でした。山頂直下の神社を過ぎると、四つん這いでよじ登る程の岩場が続き、途中でもうやめようかと思う程でしたが、山頂では富士山も見える最高の展望というご褒美が待っていました。

  というわけで、今日の水彩画は、「大岳山の谷からの涼風」です。深山幽谷(しんざんゆうこく)とまではいかぬまでも、山奥の谷から流れ出る谷川に沿って吹き下る風は、汗だくの登山者にとっては命の涼風です。涼しさに足を止め、谷を見上げると、深い谷の奥から射しこむ陽光が、木々の葉を眩しく照らし出します。
14-08-18.jpg

  大岳山は三角に尖る山容を備えた奥多摩の名峰であり、古くから農業の神として、また火災や盗難の守護神として山岳信仰の対象だったそうです。山頂直下にある大嶽神社では、徳川幕府の江戸城守護の祈願が行われていたようです。特徴的な三角の山頂は相模原などの遠方からも見分けられ、古くは江戸湾の漁師からも目印にされていたそうです。
 日本の山岳信仰は、古神道において水源・狩猟・鉱山・森林などからの恵み、雄大な容姿や火山などに対する畏怖畏敬の念から、神や御霊が宿る場所として祈りの対象とされてきたのが始まりのようです。

  おとうさん?山ですか、奥様はご一緒ではないので?「しっ!声が大きいの!うちの山の神には内緒の山行きなの!」「あら!あなた登山の格好で・・・御一人でお出かけですか?まさかあの女将さんと一緒では!あなた!」「ちっ、違いますよ!一人ですよ。山の神様はなあ・・女神なのさ!だからお前のような綺麗な女性をつれて山に登ると、やきもちを焼いて山が荒れるのだよ!お前が美しいが故に連れていけないのだ!」「それでは鬼のお面でもつけていきましょうか」「ぎゃあ、怖い!山の神の祟りじゃあ~」「まだ、お面つけていませんよ!」

  マタギは古くから、オコゼの干物をお守りとして持ち歩いたり、家に祀ったりしてきたそうです。これは山の神は醜女であるとの言い伝えから、自分より醜いものがあれば喜ぶとして、オコゼを供えたことからきているようです。農村では、春になると山の神が里に下り田の神となり(お花見)、秋の収穫を終えると山に帰る(秋祭り)として、山の神を祀ってきました。

  ではまた、来週の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2014.08.20(Wed) 07:07] 自然風景Trackback(0) | Comments(0)
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