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リストマーク オランダの風景 

2012年08月15日 ()
 マウリッツハイス美術館展に行ってきました。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が話題の展覧会ですが、狙いは17世紀のオランダの風景画でした。平坦な地形のオランダの風景では空と雲が重要な要素になっているようで、絵に出会ったとたん大きな空に圧倒されました。地平線を低めに配し、広い空に浮かぶさまざまな表情の雲の連なり、雲間から差し込む日差しが田園で働く人々を照らし出します。そんな心和む風景画をじっくりと見てきました。

 17世紀初頭スペインとの長い戦いを終え共和国となったオランダは、国際貿易や織物などによって経済発展をとげ黄金時代を迎えます。富を背景にした市民社会では、宮廷や教会を飾る大きな宗教画や歴史画ではなく、市民の家庭に飾る小さめの絵画が多く買い求められ、ジャンルも田園を描いた風景画、花卉画、静物画、風俗画が好まれました。西洋絵画市場では伝統的に絵画に序列があったといわれ、深い教養を必要とする歴史画が最上位で、肖像画、風俗画、風景画、そして最下位が静物画でした。この低い地位に置かれていた風景画が独立したジャンルとして成立したのは17世紀のオランダであったといわれています。一人歩きを始めたオランダの風景画は、人々が生活する町や田園などの身近な風景が写実的に描かれたものでした。

 おとうさんは欧州へよく行かれましたね。「そうだなあ、オランダといえば空港のトイレの高さが高いのには驚いたねえ、オランダ人は背が高いからだろうが」えっつ、もう少し上品な話題を・・・絵画の話ですが・・・「それに、便器の中にハエのシールが貼ってあって、それが本物のハエが止まっているように見えるんだ。狙いを示しているのだと思うのだけど、位置が高くて狙えない・・・・・」話題を変えませんか?おとうさん。でも日本のどこかの空港のトイレにも◎のシールが貼ってあると聞きましたが・・・「だろう、本物と見間違えるハエのシールのほうが洒落ていていいね。オランダの写実画に通じるものが・・・」トイレと絵画を繋げた人は誰も・・・オランダ・・・おとうさんだけ!

 ヤーコブ・フアン・ライスダールはオランダ黄金時代を代表する風景画家でした。自宅近くや故郷の身近な田園風景を多く描いています。それらの風景画をみていると、人々の暮らしの温もりが伝わってくるような、自分の故郷をしばらくぶりに見たような懐かしさを感じます。お盆の帰郷シーズンでもあるからでしょうか、故郷や子供のころの情景がまぶたの裏側に浮かんできました。フアン・ライスダールが亡くなったとき、その亡骸は自らの風景画の遠景に描いた故郷の教会の聖堂に葬られました。
 今日の絵は、子供の頃に田舎の清流で水遊び、そんな懐かしく涼しい風景を載せてみました。今回はかみさんの田舎に行ってきたので更新が遅れてしまいました。
ではまた次回。サムヤマモト
2012-08-15.jpg
[2012.08.15(Wed) 16:30] 未分類Trackback(0) | Comments(2)
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ご挨拶 by 西畑哀無
とあるお店のママさん
からお聞きして
拝見させて頂きました

やさしい色使いを感じる作品の数々で
ステキですね
今後もUp楽しみにしています

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とあるお店のママさん
からお聞きして
拝見させて頂きました

やさしい色使いを感じる作品の数々で
ステキですね
今後もUp楽しみにしています
[ 2012.08.17(Fri) 11:35] URL | 西畑哀無 #- | EDIT |

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[ 2012.08.17(Fri) 12:12] URL | # | EDIT |

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